50社以上のパーソナルジムの集客を担当したWEB広告代理店が解説する、効果的な集客方法とは

昨今の健康ブームからパーソナルジムや、プロテイン、サプリメントなどの健康食品が急速に増えている今、フィットネス業界のプレイヤー間で競争が激化しています。その中でも、弊社は50社以上のパーソナルジムやフィットネス関連企業を担当してきました。その理由は日本トップクラスの集客実績と、パーソナルジムやフィットネスジムに特化した知見、ノウハウにあります。

今回は、その手法と実際にどのようなプロセスを経て結果をもたらしたのか。WEB集客の全体像を踏まえて当記事にまとめてみました。

50社以上のパーソナルジムが選んだWEB広告代理店が解説する、効果的な集客方法とは

1.WEB集客(ネット集客)の全体像で基本戦略

WEB集客とは、インターネット上でウェブサイトやSNS、検索エンジンといったオンラインプラットフォームを活用して、ターゲットとなる新規顧客するためを指します。ここでは、WEB集客の基本的な戦略について具体的に解説していきます。

1-1.SEO(検索エンジン最適化)

ウェブサイトを検索エンジン上位に表示することで、自然な流入を増やします。SEOには大きく分けて、外部SEO対策、内部SEO対策、コンテンツSEO対策の3つの要因に分けられています。

1-1-1.外部SEO対策

外部SEOは、「被リンク」「サイテーション 」を獲得することが主な対策となります。「被リンク」獲得は、外部のWEBサイトから自社のWEBサイトのリンクを貼ってもらうことで、「サイテーション 」は、インターネット上(ブログ、SNS全般)で、企業名やサイト名、電話番号が紹介されることでSEO改善につながります。

1-1-2.内部SEO対策

内部SEOは、施策が多岐に渡りますが一部を抜粋すると「ページ表示スピード改善」「サイト構造をシンプルにする」「パンくずリストの設定 」「サイトマップの設定 」「見出しタグを適切に設定する」「コアウェブバイタルを活用」といった対策があります。

その中でも「コアウェブバイタル」に関しては、Googleが2021年6月半ば以降、検索結果のランキング決定要因として導入しているもので、「コアウェブバイタル」の改善施策に取り組むと「ページ表示スピード」が改善するといったメリットがありSEO施策に大きく貢献することが可能です。

1-1-3.コンテンツSEO施策

コンテンツSEOは、ブログの記事を執筆する際に、競合を事前に調査して、キーワードを選定して、高品質なコンテンツを作成することとなります。

高品質なコンテンツを作成するにはGoogleが推奨している検索品質評価ガイドライン「E-E-A-T」を基準としてコンテンツを作成する必要性があります。

※E-E-A-Tは、経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の略になります。

1-2.WEB広告

1-2-1.リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジン上で自社の広告を表示させる広告のことです。検索結果に表示される広告は、リスティング広告と呼ばれ、効果的な広告手法の一つです。リスティング広告を利用することで、ユーザーに広告を効果的にアピールすることができます。

特徴1:検索結果の画面に広告が出せる
特徴2:テキスト広告が中心
特徴3:ニーズがわかっている顕在層向け

▼リスティング広告の掲載例

1-2-2.ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリに表示される広告の一種です。これらの広告は、画像や動画を活用してバナー形式で表示されることが多いため「バナー広告」とも呼ばれています。

特徴1:広告枠があるサイトに広告が出せる
特徴2:バナー広告・テキスト広告がある
特徴3:ニーズが固まっていない潜在層向け

1-2-3.Meta広告(旧:Facebook広告)

Meta広告とは、Facebook上に掲載される広告のことを指します。Facebookは、世界中の多くの人々が利用するソーシャルネットワークサイトであり国内の月間あたりのアクティブユーザー数2,600万人ほど利用しており、Facebookを通じて多くの人々に広告を配信することができます。

特徴1:ターゲッティング精度が高い
特徴2:1日数100円といった少額から広告運用が可能
特徴3:InstagramといったMeta社(旧Facebook)の媒体にも配信可能

1-3.MEO(マップエンジン最適化)

MEOとは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略称で、主に地図アプリ(主にGoogleマップ)で検索結果において自分のお店が上位に表示されるように、様々な最適化施策を行い店舗集客に結びつける施策のことを言います。

1-4.SNS

SNS(Social Networking Service)は、インターネットを通じて交流するためのサービスのことです。ここでは、代表的なSNSであるFacebook、Twitter、Instagram、LINE、YouTubeの特徴を解説します。

1-4-1.Facebook(フェイスブック)

Facebookは、世界で最も多くのユーザー数を誇る実名制のSNSの一つです。プロフィール、投稿、グループ、ページなどの機能があり、友達同士の交流だけでなく、ビジネスやマーケティングにも広く活用されています。広告配信の際には、広告表示やターゲット広告などのオプション機能が充実しています。

1-4-2.Twitter(ツイッター)

Twitterは文字数制限がある投稿(ツイート)型SNSです。140文字だった制限が現在は280文字に増加し、投稿されたツイートは「いいね!」や「リツイート」などのアクションで反応されます。Twitterはリアルタイムで情報を共有できるため、ニュースやトレンドを知ることができます。また、Twitterは有名人や企業、メディアなどが積極的に活用しており、インフルエンサーマーケティングにも利用されています。

1-4-3.Instagram(インスタグラム)

Instagramは、写真や動画を投稿するSNSです。投稿された写真や動画にはフィルターをかけたり、キャプションをつけたりすることができます。Instagramは若年層を中心に人気があり、ビジネスにも活用されています。商品の宣伝やブランディングに有効であり、インスタグラマーによるプロモーションが増えています。

1-4-4.LINE(ライン)

LINEは、日本で利用者が多いSNSとなります。主にメッセージアプリとして利用されており、スタンプや絵文字、ゲームなどの機能も充実しています。また、LINEはビジネスにも活用されており、公式アカウントやLINE Pay(決済サービス)などが利用されています。LINEは日本をはじめとするアジア圏で人気があり、若年層だけでなく、年配者といった幅広い層に支持されています。

1-4-5.YouTube(ユーチューブ)

YouTubeは、世界中で最も大きな動画共有サイトになります。ユーザーは、自分で作成した動画をアップロードし、他の人と共有することができます。また、YouTubeでは、音楽や映画、テレビ番組、ニュースなどの様々なコンテンツを視聴することができます。

1-5.メールマーケティング

顧客にメールを送信して、プロモーションやセールスの情報、ニュースレター、最新情報などを提供することを目的としたマーケティング手法です。

1-6.コンテンツマーケティング

情報提供型のコンテンツを作成し、そのコンテンツを活用して製品やサービスを宣伝するマーケティング手法です。これには様々なコンテンツの形式があります。例えば、動画、ホワイトペーパー、ニュースレターなどが挙げられます。これらのコンテンツを通じて、顧客に有益な情報を提供しつつ、自社の製品やサービスを効果的に宣伝することが可能です。

1-7.インバウンドマーケティング

インバウンドマーケティングは、顧客が自ら情報を求める方法で主にコンテンツマーケティング、SEO、SNSマーケティングの3つの手法を組み合わせて実施されます。

コンテンツマーケティングでは、顧客に価値ある情報を提供し、商品やサービスへの関心を高めます。SEOは、検索エンジンでの上位表示を目指し、企業のウェブサイトが目立つように最適化します。SNSマーケティングでは、SNS上でブランドや情報を共有し、顧客との関係を築きます。

これらの手法を組み合わせることで、顧客は自然に企業の商品やサービスに興味を持ち、購入や問い合わせへとつながります。インバウンドマーケティングは効果的な顧客獲得法であり、長期的な顧客関係を築くことが期待できます。

1-8.アウトバウンドマーケティング

アウトバウンドマーケティングは、企業が見込み顧客に直接アプローチする方法で、広告、テレアポ、イベント、ダイレクトメールなどの手法があります。

広告ブランド認知度向上や消費者へのアピールします。
テレアポ電話で商品やサービスを販売し、購買意欲を引き出すことを狙います。
イベント顧客と直接対話し、商品の魅力を伝えます。
ダイレクトメール情報やクーポンを送り、購入を促します。

アウトバウンドマーケティングは、短期間で広範囲の顧客獲得が期待できますが、効果が薄れる傾向もあります。インバウンドマーケティングと組み合わせることで、効果的な戦略を構築できます。

2.集客の中でも一番オススメな「WEB広告」

WEB広告は低コストで効果的にターゲット層にアプローチして、実際にサービス導入や商品購入といった新規顧客を獲得することができるため、WEB集客の中でも最もオススメです。

WEB広告の特徴を、4つほど説明いたします。

特徴1:効果測定
Googleの効果測定ツール(Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール、タグマネージャー)を活用することで広告出稿の際のインプレッション数やクリック数やコンバージョン率などのデータを収集することができます。

特徴2:低予算から可能
他の広告媒体と比較して、比較的低い予算で広告を出すことができます。小規模な企業や個人でも、手軽に広告を出すことができます。

特徴3:行動促進
広告出稿の際に、「期間限定無料」「いまだけ〇〇%OFF」といった限定もの訴求を広告文にいれたりクーポンや特典などの情報を盛り込むことで、ユーザーの行動を促すことができます。

特徴4:ターゲット性
WEB広告は、広告を出すターゲット層を細かく設定することができます。例えば、年齢や性別、趣味や興味などに合わせて広告を出すことができます。これにより、効果的な広告配信が可能となります。

4.WEB広告によってどんな目的を達成できるのか

①商品・サービスの認知度向上
商品やサービスをインターネット上で多くの人に知ってもらうための効果的な手段のひとつです。そのため、WEB広告を用いることで、ターゲットとする顧客層に対して直接的、かつ広範囲にわたって商品・サービスの情報を提供することが可能となります。

②リード(見込み客)の獲得
特定の商品やサービスに興味を持つ可能性がある見込み客を増やすことに貢献します。広告をクリックしたユーザーをランディングページへ誘導し、そこで申込みフォームにてメールアドレスなどといった顧客情報を取得することで、後のマーケティング活動へつなげることが可能です。また、リターゲティング広告を用いることで、一度サイトを訪れたが購入に至らなかったユーザーを再度サイトへ誘導し、コンバージョンの確率を上げることが可能です。

③売上向上
広告を通じて商品やサービスの認知度を上げ、見込み客を増やすことで、結果的にこれらの人々が商品やサービスを購入し、売上向上に貢献します。効果的なWEB広告とは、顧客が商品やサービスを初めて知る瞬間から最終的な購入に至るまでのユーザージャーニー(カスタマージャーニーマップ※)をサポートし、より多くのユーザーがコンバージョンを達成できるよう助けるものです。

WEB広告は、これらの目的を達成するためのさまざまな戦略と手法を提供します。ターゲットとする顧客の特性に基づいて広告を最適化したり、特定の行動を促すような訴求を作り上げたりすることが可能です。また、広告のパフォーマンスを定期的に評価・調整することで、効果を最大化することが可能となります。

※カスタマージャーニーマップ例

5.WEB広告を打てば新規集客が出来て売上UPできるのか?

WEB広告は、インターネット上で広告を配信することで、商品やサービスを宣伝する方法の一つです。新規集客するための施策としてWEB広告を導入して、売上につなげるという考え方は一般的には正しいともいわれています。

しかし、、、

・WEB広告を出せば、新規顧客が集客できる
・ランディングページ(LP)やホームページ(HP)を作れば新規顧客が集客できる

という考え方は必ずしもイコールにはなりません。

理由としましては、WEB広告やランディングページ(LP)というのは、WEB集客の際の一つの手段であって、あくまでも集客するための道具にしか過ぎません。

(例)
これから新築の家を建てる場合 → 道具だけでは不可能 → 家の間取りなどの構造の設計図が必要

WEB集客でも同様で、どんなユーザー層、どのエリアをターゲットにするのか、またどのようなキーワードなどで集客するかといった事前にWEB広告のアカウント設計が必要となります。

6.WEB広告から新規獲得までの導線を設計する

導線設計とは、「御社のサービスとユーザーとのWeb上での出会い」から、コンバージョン(Conversion:CV)に至るまでのプロセスを整備することを指します。

WEB広告を活用した新規顧客獲得において、まずコンバージョンを明確に決めることが重要です。一般的には、以下のようなアクションがWEB広告のコンバージョンポイントとなります。

• 新規予約
• 資料請求
• LINEやメールマガジンの登録

導線設計とは、御社のサービスとユーザーが出会うスタート地点から、上記のいずれかを目標としたゴールまでのプロセスを整備することです。このプロセスを効果的に構築することで、ユーザーがスムーズにコンバージョンポイントにたどり着くことができ、新規顧客の獲得につながります。

7.設計におけるWEB広告の立ち位置とは?

①ブランディングの向上
WEB広告は、企業やサービスのブランド認知を向上させる効果があります。広告を通じて繰り返しブランドやサービスが目に入ることで、ユーザーはその存在を認識し、関心を持つようになります。

②ユーザーの関心を引きつける
WEB広告は、ユーザーの関心を引きつけることができます。ターゲット層の興味やニーズに沿った広告を作成することで、ユーザーは興味を持ち、クリックして企業のサイトやランディングページへアクセスするでしょう。

③コンバージョンへの誘導
WEB広告は、導線設計の最初のステップであり、ユーザーをコンバージョンへと導く入り口となります。広告をクリックしたユーザーが、その後の導線設計を経てコンバージョンポイントに到達することが目標です。

8.ユーザーの行動を理解することの重要性

ウェブ集客においては、ユーザーの行動を理解することが非常に重要です。ユーザーがとる行動というのはそのときの状況や場面によって異なるため、アプローチ方法も柔軟に変化させる必要があります。

ユーザーはスタート地点(認知)からゴール(目的の到達)までに障害物があり、簡単にゴールまで進むことはできません。

自分自身の購入行動を客観視して考えてみると、商品を購入する前にGoogleやSNSで検索して比較検討をすることが多いのではないのでしょうか。

これをフィットネスジムの広告に置き換えると、見込み客が仕事の休憩中にフィットネスで調べて、ジムに通うか広告に興味をもったとしても、仕事が再開すると、広告自体を閲覧した事自体忘れてしまう、または他社のジム広告やWEBサイトをみて比較検討して別のジムに申し込むといったことはよくあることです。

9.AISCEASの視点からユーザー行動と対策を整理する

AISCEAS(アイシーズ・アイセアス)は
ご存知の方も多いと思いますが、
インターネットにおけるユーザーの
購買心理プロセスを表しています。

以下は、購買心理プロセスの流れになります。



このプロセスに関しては、BtoB(企業間取引)、BtoC(企業と消費者間取引)ともにほとんど変わりがありません。特にBtoBの場合は、「商品やサービスの導入金額が高い」「意思決定者が多い」といった理由でプロセスが複雑化、長期化する傾向にあります。

WEB広告集客の効果を最大化させる方程式

WEB広告集客を最大化するための重要なステップとして、4つの要素があります。

  1. ターゲット選定:
    これはあなたの広告を誰に見せるかを意味します。リスティングやSNSを通じて、最も適切なオーディエンスを特定します。
  2. 広告内容:
    広告の中身、つまりどのようにあなたの製品やサービスを訴求するかです。キャンペーンやその他のさまざまな手法を用いて、ターゲットに響くメッセージを作ります。
  3. 情報提供:
    これは広告を見た後にユーザーにどのような情報を提供するかを意味します。ランディングページ(LP)、ホームページ(HP)、記事LPなどを通じて詳細情報を提供します。
  4. 効果測定:
    広告の効果を測るための手段で、コンバージョン数(CV数)、コストパーアクション(CPA)などを使って広告のパフォーマンスを測定します。

現在のフィットネス市場では競争が激化しているため、広告のコンバージョン率(CVR)を上げる、成約率を上げる、お客様の生涯価値(LTV)を上げる、という3つの目標に集中する必要があります。

これを実現するためには、「導線設計」が重要となります。つまり、上記の4つの要素が連携して成果を最大化するための戦略的なプロセスを設計することです。

これらの要素を個別に磨くことにより、健全で強固な経営を実現することができます。具体的には、最適なターゲットを見つけ、効果的な広告を作成し、ユーザーに適切な情報を提供し、そしてその全ての効果を正確に測定することです。これらのステップを通じて、最終的には広告の効果を最大化し、ビジネスの成功につなげることができます。

WEB広告の媒体選定の仕方

WEB広告を活用した集客は、その効果を最大限に発揮するためには、媒体選定が極めて重要な要素となります。その選定は、対象となる「顧客層」がどのような状況にあるか、すなわち「今すぐに特定の商品やサービスを探しているか(顕在層)」、「特定の商品やサービスに興味はあるが、購入はまだ先のことと考えているか(潜在層)」のどちらであるかによって大きく左右されます。これらの顧客層の特性を理解し、それぞれに最適な媒体を選定することで、WEB広告を通じた集客の成功率を高めることが可能となります。

 

Google
リスティング広告

対象層顕在層(ニーズが明確になっている人)
特徴顧客が検索エンジンで検索したキーワードに連動した広告を表示。直接的なニーズを持つユーザーにアプローチ。
「渋谷 パーソナルジム」、「渋谷 パーソナルジム 女性向け」など具体的な検索キーワードに広告を連動させる。
 

SNS広告

対象層潜在層(ニーズが明確になっていない人)
特徴SNSユーザーの興味や嗜好に基づいて広告を配信。共感や教育を通じて購入行動に導く。
「健康的な体を手に入れたい」といった広範な興味・嗜好に基づいて広告を配信する。

 

広告費にいくらかけるべきなのかを決定

広告費を決定する際には、LTV(ライフタイムバリュー)を基準に考えることが重要です。LTVとは、1人の顧客が企業にもたらす利益のことで、顧客が生涯にわたってビジネスにどれだけの金額を支払うかを示します。

例えば、月額1万円のフィットネスジムの場合、1年間通うと12万円になります。この場合、顧客のLTVは12万円と設定することができます。ただし、フィットネスジム内で追加の購入する可能性のある美品やオプションなども考慮する必要があります。

LTVを考慮して広告費を決める理由は、目先の損得に囚われず、顧客1人あたりがもたらす生涯利益を最大化するために施策を測ります。LTVを考慮しないと大きな機会損失が生じ、結果的にマイナスになる可能性もあります。

LTVを把握していれば、顧客一人あたりにどれだけの収益をもたらすかが明確になり、それに基づいてCPA(広告獲得単価)の上限値を設定できます。これにより、広告予算を最大限に活用し、新規顧客獲得の可能性を広げることが可能になります。

広告費の具体的な算出方法(一例)

広告費の算出方法は、以下の通りです。

①目的設定(準備)
広告費の設定の際には、あらかじめ目的を明確にする必要があります。目的は、売上アップ、集客数の増加、知名度向上など様々です。目的に応じて、設定する広告費の額も変わってきます。

②広告費の計算
広告費の計算式は、以下の通りです。
1件のコンバージョンを獲得する費用から考える計算式をご紹介いたします。

(計算式)
広告費 = 目標コンバージョン数 × 目標CPA

目標達成に必要なコンバージョン数は、広告の目的や過去のデータから予測することができます。単価は、広告媒体によって異なります。例えば、リスティング広告の場合は、クリック単価や表示回数に応じて広告費を算出します。

③広告費の設定
算出した広告費を基に設定します。あらかじめ

広告のPDCA

広告のPDCAとは、広告戦略の計画から実行、測定評価、そして改善を繰り返すサイクルのことを指します。以下に、具体的な内容を解説します。


ランディングページとは

LP(ランディングページ)は、ユーザーの行動を促すために設計された縦長のウェブページになります。一般的なWebサイトは、ユーザーがページにアクセスするトップページから下層ページに分岐しておりますが、LP(ランディングページ)には、下層ページは存在しないのが特徴です。

以下は、Webサイトとランディングページの違いです。

ランディングページの基本構成

①ヘッダー部分

ファーストビュー

ユーザーが最初に目にする部分で、興味を引くためにアイキャッチ画像や動画が使用されることがあります。

キャッチコピー

ユーザーの興味を引くための短い文章です。大きく目立つフォントで表示され、商品やサービスの魅力を簡潔に伝えます。

CTAボタン

CTA(Call To Action)とは、ユーザーにお申し込みを促すためのボタンになります。例えば、「今すぐ購入する」「無料お試しをする」「お問い合わせする」といったボタンです。ただボタンを配置するだけではなく、ボタンの色も視認性が高くわかりやすいボタンを配置しなければ機会損失につながる可能性もありますので注意が必要です。

②ボディ部分

導入文

商品やサービスについて詳しく説明する文章です。導入文は、ユーザーが商品やサービスに興味を持っている場合に読まれることが多いため、簡潔かつ分かりやすく書くことが大切です。

商品やサービスの情報

商品やサービスの特徴やメリットを詳しく説明します。写真や動画を使用することで、商品やサービスを視覚的に伝えることができます。

メディア掲載実績・体験談・口コミなど

商品やサービスに関するお客様の声やメディア掲載実績などを掲載することで、信頼性を高めることができます。

③フッター部分

クロージング

クロージングは、ランディングページの最後に表示される文章で、ユーザーに対してアクションを起こすよう促します。例えば、商品を購入するためのCTAボタンや、サービスに登録するためのフォームへのボタンなどが用意されています。

よくある質問・導入の流れ

よくある質問(FAQ)や導入手順といったユーザーが興味を持つ可能性のある情報をまとめたセクションです。ユーザーからの予想される質問をQ&A形式でランディングページに組み込むことで、ユーザーのサービスに対する疑問を解消し、商品やサービスについての理解を深める助けとなります。

入力フォーム

入力フォームは、ユーザーがアクションを起こすために必要な情報を提供するために使用されます。例えば、商品を購入するための注文フォームや、サービスに登録するためのフォームなどが用意されます。フォームには、必要事項を入力するだけでアクションを起こすことができるように、必要な項目が明確に表示されるように設計されます。また入力フォーム以外にも、ヘッダー部分で説明いたしましたCTAボタンをフッター部分にそのまま採用するケースも多いです。

以上が、一般的なランディングページの基本構成となります。

ランディングページの最適化

ランディングページの最適化(LPO)は新規顧客の獲得と売上向上に欠かせない手法で、導線の設計にも重要な役割を果たします。具体的には、利益を倍増させることができるためです。

例えば、A社のフィットネスジムのケースを考えてみましょう。A社の場合、顧客が一人入会するごとに3,000円の利益が得られます。ランディングページの訪問者は月間1,000人で、そのうち1%(10人)が入会につながるとします。

しかし、ランディングページを最適化すれば、購入率が上がり、同じ訪問者数でも入会する人数が増えます。たとえば、購入率が3倍になれば、利益も3倍になるのです。

ここで重要なのは、利益が3倍になったことよりも、これを「広告費を増やさずに」実現したという点です。つまり、同じ広告費でより多くの利益を得られるというわけです。

また、ランディングページの最適化は、売上向上だけでなく、購入率の低下を防ぐ役割も果たします。広告の最適化で訪問者数が増えたとしても、ランディングページが最適化されていなければ、購入率が下がり、結果的に利益も減ってしまう可能性があります。

では、どのようにしてランディングページを最適化するのかというと、その方法は多岐にわたりますが、ユーザビリティの改善、コンテンツの見直し、コールトゥアクション(CTA)の配置やデザインの最適化などが主な手法として挙げられます。

人を動かすキャッチコピー

キャッチコピーは、ランディングページ上において、ユーザーに興味を引き、行動を促すために非常に重要な役割を担います。キャッチコピーを変えるだけで、コンバージョン率やランディングページの離脱率が改善されるという事例もあります。以下では、ランディングページ上での人を動かすキャッチコピーの作り方について、具体的な例を交えながら解説していきます。

特徴1:短くシンプルに
キャッチコピーは、短くシンプルであることが大切です。短い文章で伝えることで、ユーザーの注意を引きやすく、理解しやすくなります。例えば、「今すぐ登録する」「最大50%OFF」など、直接的かつ簡潔な言葉を使うことが効果的です。

特徴2:ユーザーの問題やニーズにフォーカス
キャッチコピーは、ユーザーの問題やニーズにフォーカスすることが大切です。ユーザーが抱える悩みや課題を解決することができる、またはユーザーにとって有益な情報を提供することが重要です。例えば、「毎日の家事がラクになる」「お得な情報をゲット」など、ユーザーの問題やニーズに対応する言葉を使うことが効果的です。

特徴3:強調するキーワードを使用
キャッチコピーには、強調するキーワードを使うことが大切です。キーワードを大きく強調することで、ユーザーに印象づけることができます。例えば、「今すぐ!」「限定特典あり!」など、強調するキーワードを使うことが効果的です。

特徴4:差別化を表現
キャッチコピーは、商品やサービスの差別化を表現することができます。自社の商品やサービスが他社と比べてどのように優れているのか、差別化ポイントを明確に示すことで、ユーザーに訴求することができます。例えば、「最高品質の○○をお届け」「他社にはない特別なサービス」など、差別化を表現する言葉を使うことが効果的です。

リスティング広告+MEOで検索エンジンをジャックする最強の戦略

リスティング広告+MEOとは?

MEOとは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略称で、主に地図アプリ(Googleマップ)で検索結果において自分のお店が上位に表示されるように、様々な最適化施策を行い店舗集客に結びつける施策のことを言います。

MEOのメリット・デメリット

MEOのメリット

メリット1:ローカルビジネスにとって有利
MEOを導入することにより、飲食店や美容室といった店舗型のビジネスをしている場合、地図検索アプリの上位に表示されるため、MEOを導入していない店舗と比較しても新規顧客を獲得する可能性が高くなります。

メリット2:検索ボリュームの増加
MEOを実施することで、特定のキーワードやクエリに対する検索ボリュームが増加することがあります。これにより、ビジネスに対する露出が増え、売り上げの増加につながる可能性があります。

メリット3:コスト削減
MEOは、弊社で推奨しているWEB広告(特にリスティング広告)と比較してもコストパフォーマンスが低く、かつ、持続的な効果が期待できるため、コスト削減につながります。

MEOのデメリット

デメリット1:時間がかかる
MEOは、ウェブサイトの検索エンジンのランキングを向上させるための手法ですが、その効果が現れるまでには時間がかかります。これは、検索エンジンがウェブサイトの変更を認識し、それを評価するまでに時間が必要だからです。また、競合他社との競争も激しいため、短期間で目立った成果を上げることは難しい場合があります。

デメリット2:専門的な知識が必要
MEOを効果的に行うには、専門的な知識が必要です。検索エンジンのアルゴリズムは複雑であり、それに適応するための最適化手法も多岐にわたります。キーワード選定、コンテンツの最適化、技術的な要素の改善など、多くの分野に精通している必要があります。そのため、独学で行うことは難しく、専門家に依頼するか、自社で専門スキルを持った人材を育てる必要があります。

デメリット3:必ず成果が出るとは限らない
MEOは、検索エンジンのランキングを向上させることを目的としていますが、必ずしも成果が出るとは限りません。検索エンジンのアルゴリズムは定期的に変更されるため、今の最適化手法が将来も有効であるとは限らないのです。また、競合他社のMEO活動によって、自社の順位が下がることもあります。

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山本

MEOに関しては、弊社デジタルマーケティング事業部責任者の永井が、MEOに関して記事を取り上げておりますのでそちらも合わせてご確認ください。
▶店舗型集客の一番熱い施策は、SEOでも広告でもなく”MEO”だ

弊社実績事例のご紹介

弊社のクライアントであるパーソナルジムやフィットネスジムを経営しているお客様にインタビューを行いました。広告運用を弊社にご依頼いただいた経緯や成果などを生の声を一部ご紹介いたします。

以下、インタビューの一部をご紹介いたします。

▼株式会社DIETA 様、ビオスグループ株式会社 様
「HPからの体験お問い合わせをただ待つだけしかしておらず頭打ちになった」

▼FANG株式会社 本間 秀平 様
「OPEN3か月で驚異の会員数100人超え!」

▼株式会社リプレシャス 柿田 裕介 様
「短期間で3店舗から10店舗以上まで拡大させる事が出来ました。」

▼more fit 福村 和仁 様
「新規オープンから予想を超える反響がありました」

▼CALORE 森本 夢羽 様
「初月からお問い合わせが増加し、フィットネス特化の広告効果を実感しました」

▼株式会社ホープカンパニー 様
「初月から広告費をペイできるほど集客ができ、リスティング広告の効果を実感しました」
※現役モデルやインフルエンサーが多数在籍しているパーソナルジム「EDEN」の広告運用を弊社にご依頼いただきました。

▼株式会社エクササイズコーチ 様
「大手の広告代理店からリプレイスし、違いを実感しました」
※全国 30 店舗以上で展開している女性専用パーソナルジム【Reborn myself(リボーンマイセルフ)】の広告運用を弊社にご依頼いただきました。

50社以上のパーソナルジムが選んだWEB広告代理店が解説する、効果的な集客方法とは

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WEBディレクター/山本

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